【感想】眼球綺譚

綾辻行人 / 角川文庫
(57件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
6
16
28
1
2
  • オチのある話

    ホラーミステリーという感じの7つの短編が収録された1冊です。フリークスに近い雰囲気でした。
    どの話もただ不思議な話というだけではなく、スッキリしたりちょっと驚いたりするオチがあり、綾辻先生らしいと思いました。
    短編ですがオチが気になるので、一気に読んでしまいました。
    基本的にはエグ過ぎず、ちょっとした刺激という感じがして気分が良かったです。

    ただある1話を除いてです!!「特別料理」という作品は・・・私は最後まで読めませんでした。
    色んなものを食べてみるお話しです。虫が嫌いな方は読まない方がいいと思います。
    私は今後の食事に影響が出ると思い、途中で断念しましたが、好きな人はものすごく好きな話だと思います。

    ちょっと楽しみたい方は「特別料理」以外のために、ガッツリ楽しみたい方は「特別料理」のためだけにも読んでみてください(笑)
    続きを読む

    投稿日:2017.02.27

  • 体がむずむず

    話としてはそれほど新しさはないかもしれません。
    が,人間の体は生き物として特別なのか,禁忌とは何か,なんてことを考えながら読むのも良いかと。
    ホラーが苦手な人はあらすじも読まない方がよいですから,念のため。続きを読む

    投稿日:2015.09.13

  • 怖いというより気持ち悪い

    それぞれが独立した短編集なのだが、あちこちに「由伊」という女性や「咲谷」なる人物が出てきて、つながりがあるのか、何度も前の作品を読み返す羽目になった。
    続けて読むと間違いなく混乱をきたす。
    「作者あとがき」によると、結局は読者の想像に委ねるということらしい。
    また、作品の並びも、効果を狙ってのことらしいが、実際どんな効果があったのかよくわからなかった。
    それにしても『再生』という話は、怖い話であるにもかかわらず、そっちで来たかー!と最後のオチには笑えた。
    続きを読む

    投稿日:2016.05.11

  • 綾辻さんにしては...

    最後の眼球綺譚はまあまあ、他は別の作者かもと思うほど、あれ?っという感じ。館シリーズなどとは違う印象でした。

    投稿日:2018.11.04

ブクログレビュー

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  • 葦湯♨️

    葦湯♨️

    何かに対する異常な愛をテーマに
    「由伊」という女性とその関わりを描く

    先日Rawというカニバリズムの映画を観たので
    最近はこんなのばかりになった。

    誰かの一部なのか、はたまた違う生物への愛なのか
    愛ゆえの行動なのか。

    艶かしくリアルな描写がキモいと言えばキモいけど、
    これがまた癖になる。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.01

  • けい

    けい

    内容は少しグロめのことが多いかもしれないです。
    場面場面の表現が生々しく、自分が体験したことも見たこともないけれど、すごく想像が出来ました。個人的にはぶっ飛んだ発想と豊かな表現が読んでいて面白かったです。続きを読む

    投稿日:2023.10.20

  • ホトケ

    ホトケ

    ホラー短編集だけど女性の名前が共通してるのが面白い。
    奇想だけどシンプルで読みやすい話が多い。「特別料理」の気持ち悪さは映像化は出来ないだろうけどやって欲しい。

    投稿日:2023.09.18

  • 4614

    4614

     少しずつ少しずつ、訳の分からない奇怪な世界に引き摺りこまれるような感じでした。あとがきで綾辻先生がおっしゃるように「謎→解決」の構図で作られたホラーなので、ひとつの作品を読み終えるとそしたらあれってこういうことなのかというわかるけどゾワッとする感覚がすごいです。風間さんの解説も読み応えがあり、その視点で本書を振り返るとなるほどそういう見方もあるのか……と別の楽しみが見いだせてよかったです。
     個人的に表題作の眼球綺譚が本当に騙された…と強く感じ入りました。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.03

  • とりうし

    とりうし

    世にも奇妙な物語のようなガチガチのホラーではないが、背筋がゾクッとする短編が収録された小説。
    気持ち悪かったのはゲテモノ料理を提供するYUIという店に通うカップルの話。特別料理として寄生虫、人肉、最後には自分の指が提供されるという狂気。
    タイトルにもなっている眼球綺譚も良かった。読んでください、夜中に一人での意味がよくわからなかったが、見事な伏線回収だと思った。
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    投稿日:2023.02.26

  • ss512(試)

    ss512(試)

    このレビューはネタバレを含みます

    ホラーであり、世にも奇妙な物語のよう。スターシステム的に存在する「由伊」を軸に時空が捻じ曲がって繋がる、つまり理屈で説明できない何か繋がりがある短編集。でも、結末が全て恐怖で終わるわけではない。特に好きなのは「呼子池の怪魚」。これがほんとに祝福と生誕の奇跡。ただ「特別料理」は苦手。最後に、何故急にそんなことを言いだしたのか。嫌な想像(その子供を……)をして恐くなった。そうではないと願いたい。「人形」のループ感も面白かったけど、「バースデー・プレゼント」と「鉄橋」は結末がよく分からなかった。奇妙

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.01.12

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