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伊藤伸平 / 漫画アクション (13件のレビュー)
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総合評価:
東方ハリー・ケイン
1
セブンじゃなくセヴンで、現役女子高生で、アイスラッガーは投げません
伊藤伸平のマンガで読んだことがあるのは「エンジェル・アタック」だけですが、コメディ感が結構ツボで、かなりのコミックを処分した中で、今でも手元にしぶとく生き残っています。この「まりかセヴン」は現在、WE…Bマンガとして連載が続けられてるようです。割りと普通の女子高生・三条まりかが巨大怪獣の出現とともに、いつのまにか憑依されていた宇宙人セヴンによって、まるでウルトラマンのような巨大化ヒーローになって活躍するという、まあ割りとよくある話。しかしそこはそれ、女の子ですから、体力はないし、難しい話はわからないし、苦手なものが多いしで、はっきり言ってヒーローとしては不適格。憑依したセヴンも反省している始末。おまけに変(態)な先輩やら仲の良い友達、防衛省だ自衛隊だ、守るべき一般市民だと、もろもろの登場人物がゆるゆるで、それでいてツボを押さえた質の良い笑いを提供してくれます。「エンジェル・アタック」とくらべるとエロは少ない(セヴンとの精神世界内での会話中のまりかが裸であることくらい)ですが、微グロっぽいものはあります。男なら誰もが夢見る女性型巨乳、もとい、女性型巨大化ヒーローの活躍は胸熱すぎて笑えます。続きを読む
投稿日:2014.02.04
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豚山田
おさげのまりかと作風に惹かれる
おさげのまりかに惹かれて購入。 ウルトラマンのオマージュというか、パロディですね。 作風としては、ゆうきまさみ的なほのぼのさというか、独特の間合いがあり、妙にハマります。それでいて怪獣が暴れる⇒死者が…出るという、当然とはいえ深淵なテーマにも切り込んで行っているところは好感。 欲を言えば、パロディだけで終始するのではなく、メリハリとしてシリアスさも挟んでもらいたいような。 雰囲気が好みのシリーズです。続きを読む
投稿日:2014.02.17
駐禁.com管理人
アイドル、戦車、怪獣…
2010年~、「漫画アクション」(双葉社)で連載開始、のちに、WEB連載に移行した本作。伊藤伸平ワールド三大要素、”アイドル、戦車、怪獣”のうち、怪獣を徹底的に追及した代表作となり、「シン・ゴジラ」の…樋口真嗣監督をして、「撮りたい!」(2巻帯文)といわしめた。第47回星雲賞コミック部門ノミネート。全編を通じ、日本伝統の特撮ヒーローへのオマージュに満ちている。続きを読む
投稿日:2016.09.10
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消息子
ネットで目にした表紙はちょっと不気味に見えたけれど、無料公開を読んではまった。これはおもしろい。 能書きは「女子高生巨大変身ヒロイン漫画」。ある日、ふつーの(というか、平らなところでこけるような、…どんくさい、運動不足の)高校生・三條まりかが授業を受けていると、怪獣が出現。みんなが逃げるところに、「私とのカンケーはカレ氏とかそういうアレじゃなくって」という関係の田子ノ浦センパイが一眼レフ持って登場。まりかは自分の意志とは反して怪獣の方に走っていき変身。巨大ヒーロー、いやヒロインになる。 なぜかまりかの体には「セヴン」と称する宇宙人みたいなものが取り憑いていて、まりかとセヴンが協働して巨大ヒーローの体を動かし、怪獣を倒すのだ。 巨大ヒロインの姿は男性形のセヴンの形状が女性化したもので、レオタード着てヘルメットかぶっている女の子という感じ。顔は往年の巨大ヒーローもの(サンダーマスクとかシルバー仮面)を連想するが、三つ編みのお下げが付いている。この作者さん、私はこれまで知らなかったが、絵柄は園田健一にちょっと似ている。ミリタリーマニアなのも。でも園田健一ほどエッチじゃない。おっぱいの上部とお尻の上部に隙間が空いている衣装だが、その下は肌色じゃないから、これは模様なのだ。 時代はごくふつーの今。怪獣が登場すればまず皆がやることはケータイを構えて撮影すること。第1話が公開されてから現実にはこの2年半でスマホが増えたが。まりかは宇宙人に「セヴン」と自己紹介されて、「なに〈セヴン〉?」と聞く。巨大ヒロインの正体を知ったセンパイは、2ちゃんねるに周到な作戦を仕掛けて、「まりかセヴン」という名称を浸透させる。他方、自衛隊機は「目標は二体」と報告するが、すぐにまりかセヴンを味方と認識して、怪獣扱いしたりはしない。「二体目の形状は!?」「わりとカワイイです!」。 これが21世紀日本のリアリティなのだ。自衛隊がまりかセヴンをコードネーム「ブレイド」(お下げ髪)で呼ぶなんていうのは、ミリオタ的リアリティかな。 なぜ宇宙人に憑依されたか。流れ星を見ていたらぶつかったのである。セヴンは貴重な「野生種」である人類を守るために、怪獣を捕獲していたのに、誤ってばらまいちゃったんである。それで人類と合体して、怪獣が現れると退治することにした。てきとーに人間に取り憑いたら、運動能力の低いまりかで困ったが、宿主を入れ替えると査定に響くと、宇宙人の方も小役人的リアリティに支配されている。空も飛べることをなかなか明かさず、やむをえず飛ぶことになると「すごーく高くつくんだよ」。 怪獣に人が踏みつぶされてるとか、さらっと言及されたり、「異種生命体との共存を安易に考えるんじゃない」とかクールだけれど、いたってほのぼのとしているのは、初代『ウルトラマン』に似た味わい。続きを読む
投稿日:2016.02.08
sakebiose
ヒザカックン的な特撮系ヒーロー漫画。この手のパロディ漫画は閉鎖的な笑いになりがちだと思うけど、なかなかどうして、誰がみても面白い漫画になっている。まりかとセンパイのキャラ設定勝ちかな?ブットビ過ぎ(笑…)。個人的に結構好きです。 破壊魔定光と似た系統の漫画だけど、コッチの方がヌルいです。続きを読む
投稿日:2014.08.18
くわっち
このレビューはネタバレを含みます
運動神経がなく、どこか抜けたところのある三條まりか。ある日突然怪獣が現れ、自分が巨大化して戦うことになる、というお話。 ちょっと変わった映像フリークのセンパイと、ほのぼの系ギャグ漫画を展開しながら、ウルトラマン的なお約束をどんどん破っていく。 その一方で、まりかに宿っているセヴンには裏がありそうななさそうな。怪獣側にもいろいろ事情がありそうだし。 まりかセヴン、意外と面白いです。
投稿日:2014.02.25
masashibu
女子高生まりかがウルト〇マン的なヒーローに変身して怪獣と戦う・・・内容は文句なく面白いけど、2巻以降は読むかどうか迷う。作者の画力の問題もあるのかな。
投稿日:2014.02.18
あさひ
特撮ヒーローをネタにした漫画。 少しおバカな女子高生が巨大化したり、彼氏がいろいろオタクでイタタタタ...だったり、宇宙人がなぜか一番常識的で冷静なツッコミをいれたり、かなり笑えます。
投稿日:2013.10.05
大西 諒
Twitterで吾妻ひでおがオススメしていたので読みました。パッと手に取り読むことができながら/読み込んでみるとパロディやオマージュ溢れたストーリー・キャラクターを楽しむことができる奥深い作品。
投稿日:2012.09.11
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