【感想】ルールを変える思考法

川上量生 / 角川EPUB選書
(41件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
4
14
12
4
0
  • 頭の柔らかい人

    スタジオジブリに「見習い」として入社し、鈴木敏夫プロデューサーの鞄持ちになるくだりは最高に面白いです。
    この人のやわらかな人柄が滲み出ている良書です。

    投稿日:2013.11.06

  • 作者の主張はあと付け講釈

    著作権違反のアップロードを用いたビジネスで成功しやがって、笑わせるなと思いつつ読んだ。ニコニコが成功したのは、既に違法アップロードがyoutubeで普通に見られ、他著作物に比べ違法視聴のハードルが低かったからじゃないか。後付講釈にすぎない。続きを読む

    投稿日:2013.11.06

  • ルールを変える思考法

    こういう考え方もあるんだなぁと楽しく読めました。ニコニコ動画等に元から興味のある人が読めばより面白く感じるかもしれません。

    投稿日:2013.11.07

  • 愛嬌のある顔立ちそのまま

    普段ニコ動は使いませんが、この人発言はいつも面白いと思ってました。
    初の単書ということで少し力みが感じられますが、大変楽しめました。

    投稿日:2013.11.02

  • 初めてしりました

    たまに見る程度ですが
    ニコニコ動画がどうやって生まれたのか分かって面白かったです。

    投稿日:2013.11.05

  • 腰が低い

    ニコ動は普段観ませんが、この本を読んでとてもスマートな考え方をする人だと感じた。
    儲かるといい気になって自慢話に終始する残念な人も多い中、謙虚な姿勢に好感が持てます。

    投稿日:2013.11.07

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ブクログレビュー

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  • yonogrit

    yonogrit

    891


    ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)
    by 川上 量生
    飛び抜けたゲーマーには頭の回転が速い人が多いのは確かです。  オンラインゲームのなかで、「同盟」や「ギルド」を率いる能力は、現実社会で組織を束ねていく能力とそれほど変わるものではありません。そのため、ゲーム内で優秀な働きができる人たちは、現実社会においても役立ち

    そもそも僕が、思考力を鍛えるにはゲームが適していると考えている理由のひとつは、シミュレーションゲームに勝つためには、まず「ルールの確認と検証」から始め、「そこから最適解を探していく」という作業が必要だから

    突き詰めたゲーマーは、世間一般では〝廃人〟などと呼ばれて居場所を失いがちです。しかし実際のところ、そこまでゲームにのめり込んでいた人たちは、現実社会においても十分活躍できる人材になっています。  いま、IT業界でも人材不足といわれるようになりましたが、そういうところにまで目を向けていけば、まだまだ才能は眠っているはず

    ビジネスにしても、僕のやり方はゲームに似てい

    「儲けることばかり考えていてはダメ」というのは、道徳の話ではなく科学の話です。後先を考えずに儲けようとしているのでは、論理的に考えてサービスの継続が不安定になり、失敗につながりやすいということです。  このあたりの判断は難しいところですが、サービスを運営しているのであれば、絶対にないがしろにできない部分です。  にもかかわらず、この部分について言及する人が少ないのは疑問です。多くの人は単純に「儲けられるなら儲けたい」くらいに考えているのかもしれませんが、それではサービスをうまく存続させていくのは難しい。  サービスを受けている人たち、つまり顧客が、そのサービスをどのくらい大事に思ってくれているのか。あるいはそのサービスのどんなところに不満を持っているのか──。そういった部分から生まれるメリット・デメリットに対して、具体的なイメージを持っていてこそ、ビジネスとして成立させられるの

    それは、「日本で使われる言語が日本語であり、日本の文化は特殊性が非常に強い」ということ。そのため、海外企業の参入が難しく、日本独自のサービスがつくりやすいというメリットがあります。一方、それをグローバルな競争の場に持っていくのが難しくなるデメリットがあります。日本で受け入れられる文化も、海外では普遍性を持ちません。  言語と文化の両方が障壁になる。日本には、それだけ〝腰の強い特殊性〟があるの

    人の感情を動かすのは「わかりそうで、わからない

     そこで僕が見つけた答えがあります。それは、「コンテンツとは、わかりそうで、わからないものである」という定義です。こう考えれば、すべての疑問が解決できます。  前章では、「人間が理解できるかできないかのギリギリのところにあり、なおかつ微妙に説明がつかないようなところから、ヒット作が生まれる」とも書きましたが、原理はそれと似ています。  人はなぜ、わかりそうで、わからないものに惹かれるのか。生物の進化のプロセスから説明ができるんじゃないかと僕は想像しているのです。 「情報処理」という観点からコンテンツを考えると、理解しやすいでしょう。  人間が五感を通じて外部からの情報を処理するときには、何かしらのパターンを見出せる場合もあれば、何も見出せない場合もある。でも、その中間もあるのではないでしょうか。つまり、「何かの新しいパターンのような気がするけど、確信が持てない」というケースです。  たとえば、いつもの草原を歩いているとき、後ろの草むらから何か聞き慣れない物音がした。見つけたキノコの色がいつも食べているものと微妙に違う気がする。  それらが気になるか気にならないか、興味を持つか持たないか、そうしたことで人間の生存率は大きく違ったのではないでしょう

    わからないものをそのままにしておくのは危険なため、どこかで気にかけておく。そうなると、次に同じものに遭遇したときは「これはこの前と同じものだ」と判断できます。つまり、わからないものをだんだん理解していくのです。  そうやって、いったん理解したものへの関心は、時間の経過とともに薄れていきます。そのあと、ほかの部分へと関心を移していくのは、生存競争のなかで人間が獲得した特性なのではないかと思われ

    この世に「普遍的な名作」は存在し

    芸術や美術、あるいは宗教というものにしても、なんらかのパターンや理屈を見出すことはできても、完全に理解しきれない部分は残ります。人間はそういうものに惹かれる性質を持って

    世界的に見ても、日本のネット文化はかなり特殊な部類に入るはずです。ニコニコ動画もその典型ですが、ほかの国にはないエネルギーを内包しています。  そのエネルギーは、「教育水準の高いヒマ人が多い」「ネットにつなげられるヒマ人が多い」という根源的なところから生まれてい
    続きを読む

    投稿日:2023.07.21

  • M. Nakamoto

    M. Nakamoto

    ゲーム云々というよりは、経営者としての川上さんの思考回路を知る良書でした。2010年代前半の著書ですが、2020年代でも古びていないです。

    投稿日:2022.09.21

  • namihira

    namihira

    読み終わったー\(^o^)/
    ニコニコ動画を作った川上氏の書籍。
    勝負へのかけ方、避け方が大切。

    投稿日:2017.01.08

  • sakujin

    sakujin

    ultima onlineなど黎明期のオンラインゲーム、ぼくはいずれもプレイしていないけど鼎談を読んでいるだけでその時代にスリップしたような感覚になって面白かった。ネトゲでも極めると人の興味を引きつけ続きを読む

    投稿日:2016.10.16

  • prepre1212

    prepre1212

    原理原則を見直した上で、ルールを再検証する姿勢が大切
    まずルールを確認、検証し、そこから最適解を探す

    投稿日:2016.09.19

  • amazonrevier

    amazonrevier

    佐藤航陽氏の愛読書とのことなので、期待して読んでみた。もっとルールを変える活気的な思考法が書かれてあると思ったが、深掘りした思考法は私には読み取れなかった。私の読解力がないのかもしれない。あとゲームは全くやらないからか。
    ビジネスは世の中で一番リアルなゲームという表現には共感した。
    続きを読む

    投稿日:2016.06.15

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