【感想】クドリャフカの順番

米澤穂信 / 角川文庫
(506件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
127
214
95
9
2
  • 本格ミステリー

    古典部シリーズ第3弾。さらにミステリー色が濃くなっています。
    前2作がつまらないということではありませんが、今作はミステリーにうるさい方も楽しめると思います。
    他の方もコメントしているように名作と呼ばれるものは読んでおかないとダメですね。
    このタイトルでピンとこないようでは・・・
    もちろん読んでなくても十分楽しめましたが。
    やはり人が死なないミステリーは楽しめます。高校が舞台というのも卒業から何十年も経ったおじさんには
    非常になつかしく、本とは関係ないことを思い出したり、いろいろ楽しめました。
    それにしても何で古典部なんだろう?
    第4弾、第5弾が楽しみ♪
    続きを読む

    投稿日:2015.04.19

  • 名作ミステリを予習しておかないと後悔しますよ……

    再読。時間を忘れて読み耽るくらい夢中になれました。
    学園祭に臨む4人の視点が非常に個性的で、意外性の一面も含めて大変興味を惹かれる進行でしたが、そのうえ良いタイミングで十文字事件が差し込まれ、先が気になって仕方のない展開でした。
    ただ折角の売りである日常的題材から、今回少しだけ非日常にシフトしたのは魅力減でしょうか。
    解答もちと苦しかったですし。
    ところで、作中ではクリスティのABC殺人事件の内容が触れられており、自分的には小反省。名作を積読にしたままのツケがこんな所にも(またか)。
    次は何だ? ヴァン・ダインか?
    続きを読む

    投稿日:2014.03.14

  • 古典部シリーズ3作目

    神山高校文化祭を舞台に
    古典部の文集が発注ミス
    大量の文集を売る為に古典部員が奮闘する中
    謎の盗難事件、古典部の為にと謎に挑む
    なかなか繋がらず先が読めない伏線、思わぬ展開へ
    面白く楽しめます。
    余談ですが寿司屋事件が解って良かったです。続きを読む

    投稿日:2014.08.25

  • 古典部シリーズ第三弾

    今回は犯人の動機と行動が今ひとつ腑に落ちませんでした。

    しかしまあ、やっぱり面白いです。キャラクター小説の側面も大きいから、そういう楽しみをすればいい巻でしょうか

    投稿日:2013.09.24

  • 古典シリーズ3作目(文化祭3部作完結)

    前2作は、文化祭準備期間中に起こったミステリーであったが、今回は文化祭開催中に盗難「事件」が発生する。大胆不敵にも犯行メッセージが残されている。古典部室から動かない探偵「折木奉太郎」は、集まってくる情報のみで、事件を推理していく。奉太郎を「氷菓」で古典部に入部させ、「愚者のエンドロール」で謎解きに引き込んだ首謀者である「姉貴」が、奉太郎を事件解決へ導いていく。
    本作は文化祭そのものが主題となっていて、ミステリー部分はお祭りを演出する役割としては十分であるが、謎解きとして考えるとやや理屈っぽい印象を受けた。文化祭イベントが作品全体を盛り上げ、文化祭特有の雰囲気を懐かしく感じながら読むことができた。
    1作目、2作目を読んだ人は、文化祭を完結させるためにも読むべし。(4作目は「遠まわりする雛」)
    続きを読む

    投稿日:2013.11.20

  • シリーズ最長

    今回の主役は、紛れもなく「文化祭」。シリーズ当初から言及されており、まさに今作を描く為に、このシリーズはあったのだろう。そのためかボリュームは過去最長、事件としても今までで一番派手で日常の中での「非日常」という舞台をうまく使っている。(登場人物が沢山いても違和感がない事や「謎かけ」のアイテムに困らないなど)。しかし今回一番やられたと思った点は、多視点での描写に変わっていた理由が「動かない探偵」ホーターローのためにあったという「謎とき」があとがきに用意されていた事。続きを読む

    投稿日:2013.12.01

ブクログレビュー

"powered by"

  • kaonio

    kaonio

    「クドリャフカの順番」(米澤穂信)を読んだ。
    
ホータローのお姉さま折木供恵が最強。
    
とうとう『カンヤ祭』始まりました。
古典部の面々いい味出してます。
    
《高校の学祭かぁ……》
    
『青春』と書いて『なみだ』としか読めない私なのである。
《どんだけ辛いことがあったんだよ!(笑)》
    
あー面白かった!
    続きを読む

    投稿日:2024.04.13

  • ジェンディー

    ジェンディー

    あっという間に読了。リーダビリティ!
    本作は一人称がコロコロ変わることからも感じられるが、奉太郎以外の三人に、よりフォーカスした作品だったような。
    皆さん高校生にしては葛藤の内容や会話の中での語彙が高次元すぎるよ。笑 その辺りが読みやすいだけのライトな作品とは一線を画すと感じるポイントですな。

    また、「クドリャフカの順番」というタイトル、読み終えた後にはなんともビターな響きで、この先の古典部に辛い展開がありそうだななんて、なんとなくだけど想像をしてしまった。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.24

  • 0kome

    0kome

    このレビューはネタバレを含みます

    2022年に閲覧。
    アニメから原作を読んだ。
    推理の結末も良かったが、アニメ版での料理シーンの杉田が暴れていたことを覚えている。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.14

  • Riho

    Riho

    古典部4人それぞれの視点で描かれる文化祭。それぞれの視点で起こった事件が、全て1つに繋がっていく伏線回収が本当に綺麗!

    投稿日:2024.02.06

  • なお

    なお

    薄々は思っていたけど、本格的にミステリを読みたい人には向いてないだろうなぁ。
    あっと驚く真実とかではく、小説全体の雰囲気とかクスリと笑える部分をじわじわ楽しむタイプの本。
    個人的にはすごい好き。文化祭楽しかった。
    里志が全力で楽しんでるのとか、わらしべとか。とりあえず奉太郎好き。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.05

  • planets13

    planets13

    入れ替わっていく4人の意識の差が印象的。わらしべ長者にミッシングリンク、福部の言う期待...と、なかなか凝ってるなぁ。自分が高校生の時にやった手作り文集を想い出して、ちょっと懐かしい気分(事件はなかった...けど)。ただ、シリーズの最初に読むにはハードルが高いかな。続きを読む

    投稿日:2023.12.24

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。