【感想】入門 考える技術・書く技術 日本人のロジカルシンキング実践法

山崎康司 / ダイヤモンド社
(203件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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35
3
0
  • 一読して頭に入れてもらうライティングのために

    マッキンゼーのコンサルタントであったバーバラ・ミント女史の『the Pyramid Principle』を基に、日本語での運用を念頭に入門書として書かれたのが本書です。

    仕事での必要上何年も前に原著を原文で読みましたが、具体的に文章を作り上げていくには本書のほうがかなり使いやすそうです。ツールとしてすぐに適用できるテクニックが多数挙げられています。
    また、主語の省略や接続語の使い方など日本語に特有かつ頻発するライティングの問題を推敲しながら取り上げているのでイメージも沸きやすいです。

    本書に書かれているトレーニング法、10分ミラミッド×4ヶ月をこつこつと実践すれば型を習得するようにライティングの基礎を改善できるはずです。

    あ、あと念のために付言しておきますが、ピラミッド状の論理構造自体は欧米の人には特別なものではなく極々自然なもののようです。しかし、それを膨大に複雑に展開するにはやはりトレーニングが必要であるということみたいです。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.23

  • ビジネス文書を書く人に必携

    報告書やメールなどのビジネス文書を書くために必要な技術を具体的に解説した本。

    社会に出ると他人を納得・説得するための文書を書く機会が増えると思うが、
    本書では提案書や報告書など、具体的な文書を例に文書の考え方と書き方を解説してくれる。
    わかりやすい文書をなんの訓練もなく書くことは難しく、本書で解説する技術を身に付けることで
    どのような文書構成、展開で文書を書けばよいか、どんな表現を利用すべきか、利用すべきでないかがわかるようになる。
    自分も本書を活用し、わかりやすい文が短時間で書けるようになったという実感がある。

    新社会人などのビジネス文書ではどのような点に注意すればよいかわからない人、
    自分が書く文書がわかりにくい・なかなか書ききれず時間がかかると感じている人にぜひ読んで欲しい。
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    投稿日:2013.09.24

  • 文書作成に自信のある方にも一読の価値あり

    文書を書くのが苦手な方や、社会人になりたての方にはもちろんオススメですし、更には日常業務で文書作成する機会がすでに多い方でもスキルアップのために一読されることをお勧めします。
    私自身はそれなりにレポート作成に自身はあったのですが、 おぼろげに経験則で身につけていたコツをうまく整理できたと思います。続きを読む

    投稿日:2013.10.12

  • 大学生から若手社会人まで必読の一冊

    仕事をすると、避けては通れない文書作成。そこに求められているのは決して美文ではない。
    三島由紀夫や川端康成の調子で文章を書かれても、業務上では困ってしまうだけである。
    文章の機能は、間違いなく情報を伝えることが第一である。それには伝えるべき内容を吟味して、論理的に構成する必要がある。つまり、考える方法論が重要なのだ。
    すぐに役立つ本を求めているなら、本書は必読です。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.04

  • ロングセラー

    考え方と書き方をトータルでレクチャーしてくれているので、ロジカル思考が身に付きやすい。
    経営入門書として最適。

    投稿日:2013.11.04

  • 良いのですが

    内容としては良いのですが、
    もう少し具体例もあると分かりやすかったです。
    考え方としては参考になります。

    投稿日:2013.11.05

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  • mi-tube

    mi-tube

    ・前に会社の上司が「下位者に教える際の参考になる書籍がないかと思い、探して見つけた」と言っていた本
    ・内容は分かりやすく興味も持てるが、簡単な内容なので苦手意識があまりなければ優し過ぎる印象
    ・改めてインプットする機会という意味では良かった続きを読む

    投稿日:2024.03.10

  • 2038568番目の読書家

    2038568番目の読書家

    読み手の立場で相手が知りたいことを端的に書こうとするべきと学んだ。OPQ分析 望ましい状況とその問題点、飲み手に対する答え主文のメッセージ
    ピラミッド構造化は頭の中で即座にできるように、普段からトレーニングしたい。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.24

  • とおる

    とおる

    本家の後にこちらを読みました。こちらの方がコンパクトにまとまってていてわかりやすく、より実践的だと思いました。日本人向けにハマるポイントを解説しているのも好感が持てます。
    この文章も「しりてが」接続詞禁止ルールに従って書かないとと意識できました(笑)。続きを読む

    投稿日:2024.02.02

  • yui_11290229

    yui_11290229

    「このスライドは何を伝えたいものなの?」
    「このメッセージは結局どういう意味?」
    「このスライドの重要な部分はどこ?」
    ここ数ヶ月、社内の経営陣に向けた提案書を作成している中で上長から上記のような質問を受け、自身の提案書作成スキル向上の一助とするために読んだ本。

    テキストライティングのみならず、パワーポイント等で図解しながら提案書を作成する方にとっても参考になる考え方だと思った。

    おもに参考になった点は以下。
    ・資料を構成する前段階から「しりてが」といったあいまいな助詞を意識的に使わずにピラミッドを構成する
    ・主メッセージ(結論として言いたいこと)がうまく言語化できない場合はそれ以前の根拠やロジックそのもの、またはそれらの関連性に誤りがある可能性が高い
    ・主メッセージの体言止めの原則禁止
    →何について言いたいのかはわかるものの、何を言いたいのかはわからないため
    続きを読む

    投稿日:2023.12.17

  • 1967827番目の読書家

    1967827番目の読書家

    バーバラ•ミントの『考える技術•書く技術』の訳者による日本人向けのジェネリック版的な本。

    とはいえ、原著のエッセンスを日本人向けに平易な言葉で解説していることに加え、例文や実践のためのアドバイスなどが分かりやすいため、原著よりもタメになる。続きを読む

    投稿日:2023.10.27

  • nirota0703

    nirota0703

    ■評価■
    ★★★✬☆

    ■■概要・感想■■
    ○ピラミッド構造を主軸として、文章の書き方について述べた本。
    ○導入編としてはいいと感じた。
    ○深掘りするところでは、書く技術・伝える技術のほうが、より具体例が多く個人的には好みだった。
    ○それでも入門書としては、十分に有用だと感じた。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.08

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