【感想】GIANT KILLING(1)

ツジトモ, 綱本将也 / モーニング
(170件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
99
36
16
1
0
  • 本物のサッカー漫画

    久々に一巻から読み直しましたが、やっぱり面白い。野球の漫画では結構ありますが、サッカー漫画でプロのリーグ戦をシーズン通してきちんと描いている作品は今のところ片手の指で数える程度しかないのではないでしょうか。それもサッカーという試合だけでなく「クラブ」という視点からという意味では数多く存在するスポーツ漫画の中でも稀有な作品です。監督や選手の立場だけではなく、経営者、サポーター、地域、果てはスポンサーまで、サッカーに関わるあらゆる立場の人たちのそれぞれの想いをきちんと描き出しています。

    そしてなにより他のサッカー漫画との違いを感じるのは試合のシーンです。言い方は悪いですが、これまで多くのサッカー漫画で感じてきた「嘘くささ」がこの漫画では感じられません。決して「嘘くささ」が悪いわけではなく、むしろそれがより面白さ、興奮を与えてくれていたという面は否定できませんが、それでもこの漫画を読むと他のサッカー漫画では感じないテレビやスタジアムで感じられるような臨場感を感じさせてくれます。

    実際のサッカーを見ていると「存在感」を放つ選手がいます。上手い選手に目がつくのは当然ですが、決してそれだけじゃない。目に見えないはずの気合や集中力等を不思議と感じられ、ワンプレーでスタジアムの雰囲気を変える。そういった見ている側の感覚まで描き切ろうという気概を感じる作品です。
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    投稿日:2016.03.13

  • サッカーチーム経営ゲームがやりたくなる

    監督が主人公ですが、選手・経営陣・ファン、さらには相手チームの監督・選手の様々な視点でサッカーが描かれていて、個性的で魅力のあるキャラクターがたくさんいます。
    また、キャラクターの能力・個性が上手く描かれていて、あまりサッカーに詳しくなくてもこいつはこんな時頼りになる!というのを自然に理解できると思います。
    そして、監督が主人公なだけあって試合中の戦術合戦も魅力的です。
    監督ごとにチームの育成方針・戦術が違い、それに対する有効なフォーメーション・戦術も違ってきます。
    当然相手側もそれを予想して対策したり対応するので、目が離せないような試合展開になります。
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    投稿日:2013.09.30

  • チームを育てるという視点

    監督が主人公というちょっと珍しい漫画です。
    面白いですよ!
    チームは勝つばっかりじゃなく、結構負けます。
    経営やそのための宣伝、サポーターなんかのサブ的な側面も話の展開に絡んできて興味深いです。
    選手一人一人を見極めて、育てていくという視点から見れるのも楽しい。
    登場人物多くてキャラと名前が一致しないのが難点だけども、やっぱり面白い。

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    投稿日:2013.12.22

  • コンサドーレファンはユニフォームだけで萌える

    現在までのサッカーマンガでも最も秀逸なものの一つ。スーパーマンも超人的なプレーも別に出てこない、しかも選手が主人公ですら無いという珍しいマンガ。ユニフォームが赤黒縦縞なのでコンサドーレファンは我らのチームと重ねてしまいます。こう言う監督欲しいなぁ。続きを読む

    投稿日:2013.09.27

  • 全てはここから始まる

    サッカー好きの人ならすでに読んでる作品だと思います。それほどにまでこの漫画は地に足着いた作品だと思います。現実離れはしてないが理性的に考えるとあり得ない話、だけど夢見てしまうようなストーリーがここにはあります。弱小クラブが強豪クラブに勝つ、そんな単純な話はどこにでもあるがサッカーを取り巻く組織や人間模様までを巻き込むストーリーはサッカーの奥深さを見事に演出してるのでした。続きを読む

    投稿日:2013.09.25

  • これぞ現代サッカー漫画!

    選手の個性を主軸にしてきた今までのサッカー漫画とは一線を画し、
    監督・クラブ・サポーターを中心にした新しいサッカー漫画です。
    そのため、キャプ翼の大空翼のような絶対的主人公はいなく、
    個性はあれど選手はいい脇役のような感じです。

    「監督が練る作戦+体現する選手=勝利」
    組織で戦っていく姿は現代サッカーに共通するものがあります。

    キャプ翼は好きじゃない僕でも好きになるサッカー漫画!
    これからも愛読していきたいな!
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    投稿日:2017.10.13

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ブクログレビュー

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  • ss512(試)

    ss512(試)

    懐かしい。読み始めたきっかけはその当時放送されていたアニメ。たまたまテレビをつけたらやっていて、見入(魅入)ってしまった。それからすぐに大人買い(笑)今に至る。
    一時には「監督が主人公」という点でテレビでも紹介されていたサッカー漫画。
    舞台は「Jリーグ」。万年下位のチーム「ETU」の危機を前に、かつてそこでプロとして活躍した「達海猛」が監督として帰還。監督の手腕で弱小チームが起こすジャイアントキリング物語にワクワクが止まらない。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.15

  • たくーま

    たくーま

    序盤は達海監督が主人公のサッカー漫画、アジアカップが始まってからは椿が主人公の漫画です。
    序盤はクラブサッカーの面白さを知ることができ、アジアカップが始まってからは椿の成長を感じることができます。
    ッカーがやりたくなる漫画というよりはサッカーを見たくなる漫画です。サッカーに興味のある方にもあまり興味のない方にもお勧めできる作品だと思います。続きを読む

    投稿日:2019.12.16

  • pujisi

    pujisi

    アニメから入るも原作初確認。Jリーグ観戦とか行くようになって読むとさらに高まる。サポーター、クラブフロント、選手、そして監督。いろんな視点がめくるめいて共感できて名作だ。

    投稿日:2016.08.13

  • ホン・ヨンドル

    ホン・ヨンドル

    本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる!達海猛(たつみ・たけし)、35歳、イングランド帰りのサッカー監督。好物は大物喰いの大番狂わせ=GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)!!東京下町の弱小プロサッカークラブ、ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)の監督に就任した達海が、意表をつく戦略とカリスマ性で、負け癖のついてしまった選手、スタッフ、そしてサポーターたちにパワーをくれる!『U-31』原作者と俊英がタッグを組んだ、これがフットボール漫画の新スタンダード!!(Amazon紹介より)

    久々にサッカー漫画に手を出しました。スポーツでの番狂わせ大好き人間として第一印象は◎!続きが楽しみです。
    続きを読む

    投稿日:2016.07.17

  • いぬmang@

    いぬmang@

    思考系サッカー漫画の先駆け
    監督を主題とし弱小チームが格上を倒し強くなっていく様を
    架空の日本リーグで描く。

    投稿日:2016.02.21

  • zevn

    zevn

    「「GIANT KILLING」はサッカーを知らない者が読んでも、こんな風に面白い。 - 見えない道場本舗
    http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090212/p3

    投稿日:2015.12.15

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