日本人として知っておきたい近代史(明治篇)
中西輝政(著)
/PHP新書
作品情報
戦後長らく学校教育の現場においては、近代史が軽視されてきた。幕末以降の歴史について知らない日本人があまりにも多く、それがわが国の大きな難点となっている。本書は、日本の近代史を学び直し、新しい「近代史の常識」と「この国の自画像」を提示する試みである。「人間が歴史を動かす主人公である」という視点から、吉田松陰と、岩倉具視から乃木希典まで、明治を築き上げた七人の人物を中心に取り上げる。 ○吉田松陰――この国の未来を守るための戦略 ○岩倉具視と大久保利通――近代日本を生み出すための謀略 ○伊藤博文――世界に恥じない近代立憲国家を目指して ○桂太郎――近代軍制を確立し、日清戦争に挑んだ軍官僚 ○児玉源太郎――日露戦争勝利を導いた男のもう一つの戦い ○小村寿太郎――日英同盟を締結させた気力と胆力 ○乃木希典――松陰の志を継ぐ宿命を己に課して etc.
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商品情報
- 著者
- 中西輝政
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHP新書
- 書籍発売日
- 2010.04.01
- Reader Store発売日
- 2018.03.30
- ファイルサイズ
- 0.8MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 3.6 (10件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
近代の勉強をしなければ、「現在のことを知りたいとか言っても鼻で笑われる」とか思って、最近、色々読んでるけれど、その一環
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近代史のお勉強
とりあえず図書館にあるので一番新しいからこれにした
新書だけあって読みやすくて、しかも、中身があり面白い、という印象を受けた
日本の江戸末期~明治期の著者が考える重要人物を解説することで、日本の近代がどういった時代だったのかを浮き彫りにしようといった趣旨
なぜ人物に焦点を当てたかというと、著者曰く、
日本には日本人の大勢が依って立つバックグラウンドとなるような思想がなく、大きな宗教もない。日本の歴史を動かしてきたのは、人間であり、日本が大きく変化した時代の人間を知れば、日本がどういった国であるのかを知るのに役立つ
と言ったことらしい
まあ分からないでもない
確かに常識や空気はあるけれど、体系化された思想とか宗教とかって、日常で感じないものな
それが現在だけじゃなくて昔もそうだっていうのなら、それが国民性なんだろう
それはともかく
取り上げた人物は以下の通り
「吉田松陰」、「岩倉具視」、「大久保利通」、「伊藤博文」、「桂太郎」、「児玉源太郎」、「小林寿太郎」、「乃木希典」
驚いたのが、全ての人物の底流に吉田松陰の影響があるということ
彼が教えていた松下村塾が、明治維新を達成させた「尊王攘夷」の思想であり、それは明治維新後も受け継がれているという
何より「攘夷」という目的のために「尊王」という手段を使うべきだ(外国に占領されないための尊王)、と考えていたというところが凄いと思った
他にも明治の三太郎と呼ばれた「桂太郎」、「児玉源太郎」、「小林寿太郎」の三人は、もっと長く生きていれば、日本の戦争はまた違ったものになったのではないか、と著者は言っていたり、今まで、漫画などで少ししか知らなかった近代について、より知ることができた
全体的に、著者のスタンスが「右翼」というわけではないにしても、「日本は素晴らしい国です」感が出過ぎているように感じた
けれど、むやみやたらと「日本はダメだ」と言って、そういう先入観のもとに書かれているよりはましだと思うので、まあ良し
しかし、まだ勉強不足でちゃんと近代史の概略知らないと、どういう位置づけの本なのか、とか、この本がどう新しいのか、どこが本当っぽくてどこが嘘っぽいのか、ってのがわかならいなあ
最近、売れている日本史の教科書あったけど、あれでも読んでみようかな投稿日:2010.10.17
日本人としての精神を持つという観点から選んだ、幕末から明治の政治家7人の生き方を紹介。明治の人が誇り高く、国のために私心なく仕事をしたのは、江戸時代に培われた日本人としての精神の賜物であるというのは、…なるほどという視点。司馬遼太郎の小説の影響で、特に乃木希典などは低評価が定番になっているが、もっと違う観点からも歴史と人物を捉える必要があることを再認識させられた。続きを読む
投稿日:2017.10.23
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