メディア、編集、テクノロジー
高橋 幸治(著)
/NextPublishing
作品情報
☆「テクノロジー」が「メディア」を生み、やがて「編集」を変える 21世紀の情報社会を生き抜く積極的な防衛策は「編集」だ! デジタル・メディア時代に「編集的思考」が必要な理由とは? これからのメディア人(すべての人だ!)に必要な知識が凝縮。 本書では、メディア論の歴史、メディアの歴史、江戸文化からマクルーハン、 人工知能から地域デザインまで、メディアに関する言説の海を縦横無尽に泳ぎ回っていく。 ☆著者は、1990年代の初頭からデジタルの可能性に魅せられ 電通を退社、デジタル雑誌編集者、編集長として IT時代の黎明期から現在までをひた走ってきた、メディア論の専門家。 ☆特別対談を収録! ・なかのひとよ(サザエBot) 「サザエBot」のメッセージは読む人それぞれの「心の声」である ・菅付雅信(編集者) “物欲なき世界”がもたらす未来の社会と経済 ・水口哲也(デジタル・プロデューサー) エンターテインメントとしてのVRと真価 ・水野佑(法律家、弁護士) クリエイティブ×法律×インターネット ☆本文より “ 「編集」の素材となる「情報」は新しいメディアの登場と共にその種類や範囲を増加させ拡大させていく。 編集者の仕事が本を作るためだけの仕事ではないという認識は今後ますます重要になっていくはずで、 というか、むしろ、編集者はそうした多岐に渡る「情報」を扱わざる得なくなっていくだろう。 同時に従来とは違った質を持つ「情報」が生み出され、溢れ返り、乱れ飛んでいく世界にあって、 「編集」が要請される場面は飛躍的に増大していく” “ そのとき招来される「編集」とは単なる「情報整理術」などではなく、もっと異なるレベルの、 新しい「意味生成術」であり新しい「価値生成術」である。 新種のテクノロジーは新種のメディア誕生の加速力となり、新種の「情報」を派生させる原動力となる。 「情報」がその定義を変質させていけば、当然、「編集」もその役割を変更しなければならないだろう。 「編集」を含めたあらゆる創造産業はいま、大きな転換点の只中に置かれているのである ” 【目次】 はじめに~Prologue 序章 「メディア、編集、テクノロジー」の三位一体 第一章 ソーシャルメディアの光と闇 対談 なかのひとよ 第二章 情報過多の時代を生き抜くための情報デザイン術 第三章 インターネットによって変容を迫られる既存の創造産業 対談 菅付雅信 第四章 Webメディアの本質と宿命 第五章 私たちはいまパーソナルの概念を問い直されている 第六章 クリエイティブを変えるデジタルテクノロジーの新潮流 対談 水口哲也 第七章 インターネットがもたらした新たな創造の成果と問題 対談 水野佑 おわりに~Epilogue
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商品情報
- シリーズ
- メディア、編集、テクノロジー
- 著者
- 高橋 幸治
- ジャンル
- コンピュータ・情報 - IT・Eビジネス・資格・読み物
- 掲載誌・レーベル
- NextPublishing
- Reader Store発売日
- 2017.01.27
- ファイルサイズ
- 7.8MB
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この作品のレビュー
平均 4.0 (1件のレビュー)
-
今の自分の仕事を三文字で表すと?と尋ねられたら、この本のタイトル『メディア・編集・テクノロジー』になるかもしれない。一章ずつ読んでいこうと思っていたけど、思いの外面白くて一気読み。マクルーハンの「まず…、われわれが道具を作り、次は道具がわれわれを作る」という有名な言葉があります。そのほかメディア論や思想史の代表的な論者の議論を下敷きに、筆者なりの思考が錬成された文章は読んでいて小気味良かった。本を要約するならば、冒頭にあった「編集はメディアとテクノロジーに規定される」ということになるのかと。
「編集」とは特定の意味を生成する情報加工術 p11
「編集」は「メディア」と「テクノロジー」に規定される p14
いわゆる電子書籍が市場に投入される以前から、インターネット自体が最大の電子書籍だった。p108
極言してしまえば、アナログ/デジタルを問わずあらゆる情報メディアというのは各テレビ局、各出版社、各Webサイトが発信する情報=「ミーム」の覇権争いなのである。p150
マクルーハン「まず、われわれが道具を作り、次は道具がわれわれを作る」p170
しかし、そうした技術と人間との新しい関係による世界像やその可能性をいちはやく提示し、思索や議論を誘発するのがスペキュラティブ・デザインの役目なのだ。p193続きを読む投稿日:2017.03.10
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