憲法という希望
木村草太(著)
,国谷裕子(対談)
/講談社現代新書
作品情報
「憲法は日々を生きる私たちの味方です。しかし、私たちがそれをうまく使いこなさなければ、憲法を活かすことはできません」気鋭の憲法学者が憲法の歴史・理念を分かりやすく解説し、人権問題や地方自治など、現実の社会問題に対して、憲法をどのように使い活かすのかを語る。また、NHK「クローズアップ現代」元キャスター・国谷裕子氏との憲法対談も収録。「憲法」がより身近になる、日本国民必読の一冊。
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商品情報
- シリーズ
- 憲法という希望
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社現代新書
- 書籍発売日
- 2016.09.20
- Reader Store発売日
- 2016.09.30
- ファイルサイズ
- 1.8MB
- ページ数
- 224ページ
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この作品のレビュー
平均 4.3 (12件のレビュー)
-
普段読まないジャンル。
監査でもよく言っている、フレームワークを使って考える、の憲法版(憲法がフレームワーク)。
・国家権力の三大失敗「無謀な戦争」「人権侵害」「権力の独裁」
・憲法はこれを防ぐため…のもの
(リスクに対するコントロールですね)
・訴訟戦略の巧拙
・道徳よりも法務教育!
・人権侵害は、少数の人にのみダメージがあり、その他の大多数にとっては、あまり影響がない。だからこそ、憲法で保障される。
→民主主義と多数決は同じでないという理解が大切。
一番意外だったのは、松田さん(松田公太)の参議院での質疑。議院内閣制にあって、弊害も目立つようなこの頃を鑑みると、こうした質疑を憲法を使い倒してやっていくっていう議員がいたことに、驚きました。
さて、憲法なんて、大学時代の、芦部憲法とやらの分厚い教科書を思い出すけど、その本にも触れていた。
「あまりにも緩くて、理論的に突き詰められているとは言えない」
「こんなに粗い議論では人権は守れない」
一生懸命読まなくて正解??続きを読む投稿日:2017.07.01
著者が書いたというのではなく、大阪弁護士会が主催した講演会での講演をもとにした本。後半は国谷裕子さんとの対談になっている。国谷さんの夫が大阪の弁護士さんだからこういう企画ができたんだろう、きっと。
ふ…だん新聞やメディアで見かける著者のコメントからすると私と同じ左寄りの人という印象だったんだけど、初めて著書(この本)を読んでみるとそうでもない。ま、それも当然で、著者は憲法学者として原則的に憲法という枠組みに沿って物事をとらえ発言しているに過ぎない。そして、それがやや左寄りに聞こえるということ。そうなるってことはつまり、現在の日本国憲法では「自由」や「平等」といった左派的思想が味つけのベースになってるってことなんだろうな。
憲法や法律、条例といった類のものは、ガチガチに固めるのでなく運用でどうにかなる余地・あそびを残しておくものだと思う。そういうことがこの本からも読み取れる。書中で解説されている夫婦別姓を男女差別という観点から違憲と訴えたのが認められなかったことや、辺野古への米軍基地移設にあたって住民投票がなされるべきといった主張は、なるほどと納得がいくとともに、憲法に含まれる余地やあそびをいかに使いこなせるかが知恵の見せどころだということが示唆される。
法とか決まりごとというと、何となく縛るもののような印象で忌避したくなりもするが、憲法や法律を良識に沿って身近な道具として使いこなせるようでないと。忌避すべきものでなく、自分たちの味方にできるものというメッセージが書題の「憲法という希望」には込められている気がする(これは著者の講演の演題でもあって、演題自体は主催者がつけたようだけどね)。続きを読む投稿日:2021.12.31
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