この作品のレビュー
平均 3.6 (43件のレビュー)
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佐藤氏による創価学会研究
集団自衛権行使の閣議決定が公明党により、どの様に骨抜きにされたのか?また、その公明党及び創価学会の思想・教義の中に、どの様な歴史的な背景が有り、平和主義が育まれ、今回の動きとなったのかが、丁寧かつ簡潔…に述べられている。宗教としての創価学会の今後、記号としての「池田大作氏」、救済宗教としての役割と、公明党の中道左派としての脱皮・躍進の可能性等が、好意的に書かれている。根源には、佐藤氏のキリスト教信者としての、創価学会に対する共感が有ると言うのは言いすぎか?ただ「公平」な立場で創価学会・公明党を理解するには、最良の書である。続きを読む
投稿日:2015.04.05
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集団的自衛権に関する閣議決定の分析は優れたものだが、日本の宗教政党の未来については切り込み不足
元外務省職員で、鈴木宗男氏の事件に連座して服役したことで有名な佐藤優氏が創価学会をテーマに書いたもの。
本書の前半は、公明党が与党の中にあって、集団的自衛権の解釈変更に係る閣議決定にどのような影響を及…ぼしたかを仔細に分析したもの。この閣議決定が集団的自衛権の行使を大きく認める内容となっていないことを明らかにしている。日本のマスメディアの喧伝していることと真逆の結論だが、マスメディアの無能さを改めて明らかにした点は評価したい。また、政教分離の原則の主旨を説明し、公明党が創価学会の支援を受けているからといって政教分離の原則に反するものではないことを説明している箇所も、現代の日本の政治を理解する上では基礎的な知識だと考える。
一方、本書の後半は、公明党と創価学会の行動原理を分析し、その躍進を願う著者がいくつか提言しているのだが、ここは感心しなかった。著者がキリスト教徒であるが故に、現代日本に多い無神論者に対する捉え方が浅薄に過ぎるのではないか。創価学会だけでなく、キリスト教、イスラム教、仏教など、あらゆる宗教に対して、多くの日本人は「うさんくささ」を感じていると考えるが、この点への切り込みなくして、日本での宗教政党の躍進は絵空事のように感じる。続きを読む投稿日:2015.06.08
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