オープン・サービス・イノベーション 生活者視点から、成長と競争力のあるビジネスを創造する
ヘンリー・チェスブロウ(著者)
/CCCメディアハウス
作品情報
「オープン・イノベーション」の研究領域における第一人者ヘンリー・チェスブロウ氏の最新著作を、博報堂グループが監修・監訳。
『オープン・サービス・イノベーション』では、サービス重視の経済が加速する昨今、オープン・イノベーションとサービス・アプローチを組み合わせることがビジネスの成長と競争にとって、効果的な方法であることを実証した新たなアプローチを提案している。
本書では、製品中心からサービスを中心にするイノベーションへ考え方を転換し、オープン・イノベーションにより顧客と共創することで、持続可能なビジネスモデルが生まれ、継続的に顧客価値が創造されることを示している。企業やサービス業、新興経済国に対するガイダンスと分かりやすい具体例、そしてイノベーション産業への道のりが示されている。
【日本語版に寄せて】
一橋大学イノベーション研究センター教授、米倉誠一郎の推薦の言葉
「オープン・イノベーションは、流行でなく時代の必須だ。企業連携を超えて、既に生活者までも巻き込んだ新たなサービス革命が始まっている」
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商品情報
- シリーズ
- オープン・サービス・イノベーション
- 著者
- ヘンリー・チェスブロウ
- 出版社
- CCCメディアハウス
- 書籍発売日
- 2012.10.19
- Reader Store発売日
- 2014.01.31
- ファイルサイズ
- 3.3MB
- ページ数
- 330ページ
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この作品のレビュー
平均 3.5 (22件のレビュー)
-
「技術で勝って、事業やビジネスモデルで負ける」と言われる日本企業は、製品イノベーションへ偏重している。その打開策としてよくいわれるのが、「モノづくりからコトづくりへの変換」です。
本書は、その具体的…なイノベーション手法としての「オープン・サービス・イノベーション」に関しての書籍となります。著者は、『オープンビジネスモデル』(翔泳社)『オープンイノベーション』(英治出版)で和書が出ている、ヘンリー・チェスブロウ。
前著2作はどちらからかいえば、学術書的な要素もあり文献としての重要性はありながらも、少し難解な部分も多い。
今回の書籍は、ビジネス書として書かれた1冊目の書籍であり、経営書を読み慣れた読書には理解しやすい内容です。
オープンサービスイノベーションの4つの基本コンセプトを解説した第1部と、ケーススタディの第2部。ケース・スタディとしては長いかとも思いますが、まだまだ、オープン・イノベーション、オープン・サービス・イノベーションという言葉がひろく普及していないので、第2部のケースも結構役に立ちます。
また、9章ではリバースイノベーション、BOPビジネスへの言及もあり、イノベーション書籍の中では、重要な1冊となります。
続きを読む投稿日:2012.10.29
「技術で勝って、事業やビジネスモデルで負ける」と言われる日本企業。製品中心のイノベーションは限界にきており、サービスイノベーションへの転換が課題である。
イノベーションと成長を実現する新たなアプロー…チや考え方には、次の4つのコンセプトと実践が欠かせない。
1.収益性を維持して、成長し続けるためのビジネスとしてサービスを捉える。
2.イノベーションを進める企業は、顧客に価値を提供することができるため、顧客と共同してイノベーションを創出する。それにより顧客は期待以上の結果を得る。
3.顧客、サプライヤー、補完財のメーカーやサービス提供企業など、自社のビジネスを取り巻く第三者の専門家がオープンイノベーションを加速し、サービスのイノベーションや成長を深化させていく。顧客の選択肢の幅が広がる。
4.効果的なサービスイノベーションには新たなビジネスモデルが必要となる。社内のイノベーションで利益を得ながら、ビジネスの付加価値となる社外にあるイノベーションを刺激するというビジネスモデルである。続きを読む投稿日:2019.05.07
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