さよなら! 僕らのソニー
立石泰則(著)
/文春新書
作品情報
「たしかなことは、かつてソニーのウォークマンにときめいたようなことは、もう二度と起こらないということである」(本文抜粋)。“技術のソニー”ブランドは、なぜ凋落してしまったのか? それを解くカギは、大賀、出井、ストリンガーと続く経営陣の知られざる暗闘にあった! 経営の失敗がいかに企業ブランドに影響を与えるか、他人事ではないその怖さを指摘。電子版のための加筆2章分を追加し、平井一夫新社長体制についても記述。ビジネスマン必読の一冊。
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商品情報
- シリーズ
- さよなら! 僕らのソニー
- 著者
- 立石泰則
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春新書
- 書籍発売日
- 2011.11.20
- Reader Store発売日
- 2012.08.10
- ファイルサイズ
- 0.6MB
- ページ数
- 292ページ
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この作品のレビュー
平均 3.4 (117件のレビュー)
-
「僕らの」?いやいやいや・・・
情緒的なタイトルの通り、情緒的な本である。
本当は「さよなら!」なんて言いたくないのだ、愛しのソニーに。そういう本である(笑)
まるで恋愛小説のような展開である。
少年の日の、家電店での出会い。
そ…れからずっと一緒にやっていけると思っていたのに、
君はいつから変わってしまったんだ?
ストリンガーが来てからか?それとも出井の頃から?
正直感情的過ぎるなあ、と思って一回放り投げた本だったが、
ここのところの業績不振ニュースで再読。
ああ、この人、本当ソニーが好きなんだなあ、と笑えてきてしまった。
ソニーの笑えない現状についての著者の分析は正鵠を得ていると思う。
要するに「技術のソニー」だったはずが
↓
「ソフトとハードの融合」などと唱えてみたものの
↓
明確なビジネスモデルを持たずにやってしまったため
↓
このありさま(苦笑)
ということである。製品のこと、幹部役員のことを具体的に挙げて説明している。
感情的な感じはあるが、残念ながら納得せざるを得ない部分も多い。
が、やはりひっかかるのだ、「僕ら」という言葉に。
私の惚れたソニーと貴方が惚れたソニーはちょっと違う。
著者はこう言う。
日本のソニー、日本国民のためのソニー、つまり「僕らのソニー」
と。確かに、ソニーには、戦後、アメリカでの人種差別と戦いながら成長することで、日本人に希望を与えた。
だが、だからこそ、「日本」という国境を越えることのできる会社で、「日本国民のためのソニー」などで終わるべきではないのではないか、
と私は思うのだ。私にとってのソニーとは、SONYであること、それだけなのだが・・・。
また、「ソニーらしさ」をいろいろ挙げているが、ソニーが世界に先駆けて行ってきた電子書籍事業について触れられていないことも残念である。
現在ソニーが行っている電子書籍事業は著者が批判する「コンテンツ・ネットワーク事業」であるが、
私はこのストアには、他の電子書籍ビジネスにはない魅力を感じる。それも新しい「ソニーらしさ」ではないだろうか。
(ただ、電子リーダー端末は継続して出して欲しいのだが・・・)
古い「ソニーらしさ」は確かに失われたのだろう。
だが、新しい「ソニーらしさ」も生まれつつある。
やはり、「さよなら!僕のソニー」だろう、この本は。
ソニーがいろいろな事業を抱えているように、ソニーに求めるものは十人十色だ。
この著者のような出会いと別れがあってもいい。
だが私はまだ、ソニーに「さよなら」を言うつもりはない。続きを読む投稿日:2014.09.18
-
•ソニーがハードからソフトへと転換を図ったこと、技術軽視に傾いたこと、技術者の流出、経営状態が悪化した経緯がよく分かる。
•一方で出版後10年以上経った今、ソニーはソフト変換の成果をもとに大復活を見せ…ている。当時の判断は間違っていないとも言える。
•さらに、ハードの凋落もイメージセンサーやデジカメのコア技術で復活を見せており、その後10年で何が起こったのか、興味深い。続きを読む投稿日:2024.01.04
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